最近ハマっている観光地といえば水戸・偕楽園。ええ、地元です。茨城に籍を置くこと(のべ)30年以上の母。しかし偕楽園デビューはここ数年ということもあり(結構周囲にびっくりされる)、すっかり偕楽園の魅力にとりつかれている次第です。
本園からの見晴らし最高!
なお、偕楽園からは、わが家が2017年から参拝している常盤神社にもエントリーできます。徳川博物館にもエントリーできます。ほかにもなにかと見どころがあります。
そんなわけで、偕楽園内各所を楽しんでいるあんじと母(とたまにイオタも)です。晴れた日はもちろん、曇天の下での偕楽園ウォーキングは、けっこう心が洗われます。
上の画像はまだ桜が満開だったころのものですね。
「水戸くんだりまで来ちゃったんだけど、時間つぶせるところある?」なんてときには偕楽園巡りをおススメします。併せて千波湖周遊もどうぞ。
おいしい蕎麦やうどんもいただけますし、千波湖そばではカフェ飯もありますよ。ごはんを撮る習慣がないため、写真を載せられないのが残念ですが(笑)
梅ソフトや梅大福もおいしいです。……やはり写真はないのですが(゜-゜)
このように偕楽園および千波湖をグイグイ推している母ですが、「偕楽園って、そんなに見どころがあるの?」とワクワクした顔できかれたら、「まあ、ぼちぼち」って答えます。
あまり期待しすぎずに行く。偕楽園を観光するときの心得です。そのほうが、偕楽園のポテンシャルを引き出せる(かもしれません)からね。
梅まつりなどのイベントがあると、屋台が出ていることがあります。
ここでかくれんぼや鬼ごっこをしたら何日続けられるかな?森の中のとある木に、誰かが成長の記録を刻んでいたりしないかな?竹林あたりに徳川家の亡霊がひょっこりいたりしないかな?
などなど、妄想しだすと脳内マトリックスのキャパシティーは宇宙規模まで広がります。
上は好文亭そばから千波湖を見下ろした展望っス。おや?母、コレが今年初ショットかな?(゚∀゚)
偕楽園は地図で見る限りは広大な敷地が平たんに広がっているようですが、中にはバギーや車いすでは到達できそうにない場所もちらほら。しかし勇気をもって果敢に挑めば、行けない道などありません。
…なんてことを、決して鵜呑みにすることのないように。(どっちやねん)
母は「ガンガンいこうぜ」をテーマに偕楽園を攻略しておりますが、みなさまには「いのちだいじに」をテーマに、安全な道を進んでいただけたらと存じます。
とはいえ、各国から観光客が訪れるようになり、2020年東京オリンピックも控えた昨今、管理者側は目下、バリアフリー化にいそしんでいらっしゃるようです。
その一環として、本園では、急ごしらえ感の強い(悪口じゃないよ!(゚∀゚))バリアフリー道が用意されておりました。バギーや車いす利用者側としてはありがたや、です。
いわゆるスロープですが、頑丈に作られていると見えて安定感があり、幅もほどよく、あんじのビッグバギーでもスイスイでした。ただし降り口が急坂なので、車いすの方が助者なしで利用するのはおススメしません。
このスロープは大杉森から好文亭のほうに抜ける道にあったと思います。が、母には初老の気配があるため、記憶は定かじゃありません。(役立たず)
「好文亭(こうぶんてい)ってなに?」と思った方は、こちらで疑問解決を図ってください→偕楽園~歴史とあらまし~
好文亭にはおとな200円、子ども100円で入館できます。かつて徳川家の人間が寝食して過ごした武家屋敷の空気を肌で感じ、武家になった気分で闊歩してください。
といっても出窓のない内廊下や階段は、狭いし暗いのでビクビクで進むハメになることうけあいですが(゜-゜)
特に階段は暗いだけでなく傾斜が急すぎて、恐ろしいほどです。これを毎日上り下りしていたら心身の鍛錬になるだろうなと思うレベルです。なので暮らすのは勘弁ですが、食事などを2階に上げるための手動式小型エレベーター?のような小さな仕掛けや、主君が寝ている間にお付きの者が控えたのであろう小部屋、ふすまに描かれた見事な絵や廊下を照らす行灯など、母は非常に気に入っています。
ちなみに好文亭はバギーや車いすでの入場はNGです。歴史的建造物のため、保護や安全の面に配慮してのことでしょう。悪しからず。
ところで、母は無鉄砲(らしい…)なので、あんじのバギーの前に立ちふさがる障壁をものともせずどこまでも突き進んでしまうのですが、自分はあざだらけになっても、あんじにはかすり傷ひとつ付けないのが自慢です。
偕楽園内でも石段を登ろうとバギー(約30kg)をひとりで持ち上げ、地味に転びました。派手に転ばなくてよかったです。危うくあんじにかすり傷ひとつ負わさない経歴に傷がつくところでした。
あのとき助けてくれた、人生の大先輩にあたるステキなご夫婦。その節は誠にありがとうございました。
そしてその後、吐玉泉(大きな大理石から湧き水が出ている名所)で顔を合わせた、隠居生活を楽しんでいらっしゃる雰囲気ただよう仲のよろしいご夫婦にも、石段を下るお手伝いをしていただきました。
重かったでしょうに、その節は誠にありがとうございました。
また同じ日に常盤神社を参拝しようとした際、ご神前の段差をバギーで上ろうとしているところに手を貸してくれた若いカップルの彼氏さん。デートをお邪魔してしまい、恐縮でございます。
その節は誠にありがとうございました。
このように、めちゃめちゃ人様に助けられながら偕楽園を楽しんでいます。おいおい、人様に迷惑をかけてまで我が道を突き進むなんて、わがまますぎんじゃねーの?
なんて声もあろうかと思います。しかしもっと器を大きく、視野を広くして世界を見渡せば、そんな批判をしている自分がちっぽけに感じることでしょう。
日本は道も建物も人の心もバリアフリー化の中途にあり、バギーや車いす利用者にはまだまだ生きづらい環境です。
捨てる神あれば拾う神あり。
もしあなたが捨てる神であったとしてもかまいません。拾う神を求める存在を批判することなく、やり過ごしてくれるのであれば。
いろいろな方たちの手を借りているぶん、もし誰かが困難な状況にあるのを目にしたとき、母は必ず手を貸しましょう。ただし自分が満身創痍だった場合はお呼びでないかもしれません。そんなときは、一緒に第三者に協力を仰ぎましょう。
困ったときはお互い様。それでおあいこ、で、「良し」としてください。
話は偕楽園にもどりますが、名所めぐりや森の散策が楽しいので、スタンプラリーがあるとなお楽しそうだな。と、母は考えます。なので、偕楽園の管理者様、
スタンプラリーを作ってください。
偕楽園にスタンプラリーができたあかつきには、スタンプラリストの名に懸けて、ナイスペタン!しに馳せ参じます。
というわけで、今回は偕楽園への要望でシメです。次回は【桜散る。葉桜の中での入学式】(今さらの話題)をお送りいたします。(しかも、たぶんの話)