【たん吸引器キュータム】7か月使用後のレビュー!

携帯型吸引器があんじの生活必需品となり、はや7年。現在わが家では、【Q-tum(キュータム)QT-500】という小型吸引器を使用しております。とても軽くてコンパクトなところに母は惹かれましたが、メーカーさんいわく、【キュータム QT-500】の最大のウリは電源に単3電池が使用できるという点だそうな。

 

電池ならば外出先でも容易に手に入れられるため、災害などの非常時にも適応します。これが【キュータム QT-500】ならではの魅力とのこと。今回は長年愛用した【パワースマイルKS-700】を振り返りつつ、2017年11月から2018年6月現在までの7か月間、【キュータム QT-500】を使用してきて感じたメリット・デメリットをレビューしてまいります。

 

「【パワースマイルKS-700】のくだりとかいらねぇし」って方は、目次から飛んでくだされ。

 

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【パワースマイルKS-700】を卒業するまでの歩み

 

 

吸引器の中では【パワースマイルKS-700】がもっともポピュラーな機種です。在宅医療の現場ではもちろん、医療的ケアを行うさまざまな施設で使用されています(茨城ではね)。

 

わが家でも長年にわたって愛用してきたわけですが、【パワースマイルKS-700】は重く、かさばるのが難点でした。ついでにいうと、本体裏にある吸気口の掃除がしにくい

 

さらにいうと、専用キャリングバッグがダサくて使いにくい上にカビやすい。おっと、吸引器を乗り換えたのをいいことにここぞとばかりに悪口をあげつらっているわけではございませぬぞ。

 

なにとぞ悪しからず。でもね、やっぱり【パワースマイルKS-700】はもう…。

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高性能だけど最適ではないという結論

 

 

前述のとおり、【パワースマイルKS-700】の機能性は申し分ありません。しかし、いかんせん重さとサイズには悩まされました。とはいえひと昔前の機種と比べたら十分、画期的な製品なんですけどね。

 

そもそも実はそこまで(ディスるほど)重くも大きくもない製品です。にもかかわらず、使ううちにもっと小さければ、もっと軽ければと不満に思うようになったのは、いうなれば母のわがままなのでしょう。

 

しかし気管切開を行った患者の介助者は、寝ても覚めてもたんの吸引に追われます。吸引器は介助者の戦友といってもいいでしょう。常に手にし、目にするものだからこそ、持ち運びや置き場所に煩わされない吸引器であることはとても重要なのです。

 

それを踏まえた上で、あらためて個人的な使用感をのべさせていただきます。【パワースマイルKS-700】は、医療的ケアを存分に行える高性能を備えてはいるけれど、サイズや質量といった面で最適ではありませんでした。

 

あくまで私見ですが。

 

【キュータム QT-500】最高!と感じるメリット

 

 

とにかく軽くてコンパクトな吸引器を求めていた母が、【パワースマイルKS-700】からの乗り換えを、ひと目見ただけで決めた機種。それが携帯型たん吸引器【キュータム QT-500】です。

 

使用しはじめて7か月が経った今、「やはり買ってよかった!」と実感しています。現時点で感じているメリットは以下6点です。

 

  • めちゃ軽いから持ち運びが苦にならない♪
  • コンパクトだからどこに置いても邪魔にならない♪
  • 電源の予備が単3電池で済むからどこに行っても安心♪
  • 作動音が小さいからショーの鑑賞中も余裕で使える♪
  • シンプルな作りだから手入れが簡単♪
  • 吸引圧が高くなりすぎず安全♪

 

何より、いつも舌打ちしながら持ち運んでいた吸引器セットが、ハンドバッグを小脇に抱えるくらいの間隔で持ち運べる日が来るとは夢にも思わなかった…。ちなみに、外出時の電源は充電式乾電池を使用しております。

 

なお、【キュータム QT-500】は動作音が静かなだけに、スイッチの切り忘れには注意が必要です。うっかり「電池を無駄に消耗してしまった…!」なんて事態にもあわてずに済むよう、予備の乾電池(単3×4本)も携帯しておくことをおススメします。

 

何を隠そう、自分がやらかした経験があるもんでしてね…。ともあれ、使いやすさと持ち運びやすさ、手入れのしやすさ。これまでワタクシが求めてきた条件が集約された吸引器【キュータム QT-500】は良き相棒。

 

福祉機器展で出会えて…よかった……!

 

【キュータム QT-500】惜しい!と感じるデメリット

 

 

ここまで持ち上げてきた【キュータム QT-500】ですが、使い続けるうちに見えてきたデメリットはやはりございます。う~む。メーカーさんは販売に踏み切る前に気づけなかったのだろうか…?

 

製作時に気づいてほしかった!と思う実に惜しい部分です。これまでに感じた【キュータム QT-500】のデメリットは、以下3点。

 

  • 吸引ホースがめっちゃ抜けやすい!
  • キャリングバッグに吸引用物品を納めるスペースがない!
  • フィルターがカビやすい!

 

それぞれ詳しく解説してまいります。

 

デメリット①吸引ホースがすぐ抜ける

 

 

まずうんざりしたのが吸引ホース。吸引しようとホースを伸ばした瞬間にスポンと抜け、吸引中にもシュパッと抜け、吸引が終わった後、ホースをまとめているとホロリと抜ける

 

上蓋の接続部がトゥルっトゥルなせいで、とにかく吸引ホースが抜けやすいのです。なのでわが家では、吸引ホースと接続部をマスキングテープで補強しております。

 

 

マスキングテープは貼っているときにははがれにくいのに、はがすときにはスルリとはがれるスグレモノ。ベタベタも残らないため、わが家では医療機器のチューブ類やカバー類の補強のほか、コード類をまとめるときにも重宝しております。

 

デメリット②収納がないキャリングバッグ

 

 

お次は、なんとも不便なキャリングバッグについて。開発部は、バッグに本体と吸引ホース、電源アダプターあたりを納められれば十分と思ったようですな。ノーノー。たんの吸引にはアルコール綿や水、吸引用カテーテルが必須やて。

 

そのためわが家では、ランチバッグを転用し、吸引必需品セットを別で持ち歩いています。

 

 

つまりキャリングバッグ+吸引セットのバッグ2つ持ちになるわけです。ぜひとも吸引用品すべてが収まるキャリングバッグにしてほしかったですな。まあどちらも軽いしコンパクトなんで、【パワースマイルKS-700】愛用時のような煩わしさはまったくありませんがね。

 

とはいえ、やっぱりひとつにまとまっていたほうが使いやすいので、近いうちに【キュータム QT-500】と吸引セットをまとめて収納できるキャリングバッグを自作します。

 

できあがったバッグは、【いけあーじ】での販売も考えようかな?

 

※2019年2月9日追記:作りました。

 

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デメリット③すぐにカビるフィルター

 

 

最後は、使い始めて3か月ほどでカビたフィルター。これにはびっくりしました…。【キュータム QT-500】に限らずですが、吸引器はパーツひとつひとつがお高めなので、短期間で交換が必要となったのはさすがにショックでした。

 

ちなみに【キュータム QT-500】の(ホース付き)フィルターのお値段は4,000円~です。WEBショップで購入する場合は送料が高いことが多いため、販売店や購入方法によって購入金額に開きが生じます。

 

ところが、法人発注だと送料がかからないというショップもあります。したがってパーツを購入する際は、お世話になっている福祉団体や事業所、業者さんなどに相談し、取り寄せてもらう方がいいかもしれません。

 

【医療的ケア】吸引器の選択によって生活は変化する

 

 

携帯型たん吸引器は、気管切開をした人が在宅生活を送るために必要不可欠な医療機器です。医療機器といえど、医療的ケアが日常的な家庭においては、吸引器はもはや三種の神器にならぶ家電といっても差し支えないでしょう。

 

吸引器の使い勝手が介助者のQOLを左右するといっても過言ではないのです。【キュータム QT-500】を使用し始めてからというもの、わが家では吸引器の取り扱いに煩わしさを感じることがなくなりました

 

ただし、憂慮がひとつ。フィルターのせいで維持費がかさむ予感がしてなりません…。前回のフィルターのカビは、厳寒の時期に生じた結露が原因だったのかもしれません。では果たして、春・夏はどのくらいもつのか。

 

杉山家の(経済的な)QOLにかかわる重要な案件です…!まあほかの課題は、創意工夫とちょっとした手間でクリアーできましょう。さて、今回の【キュータム QT-500】レビューはココまで。

 

引き続き、今後も事あるごとにご報告してまいります。

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