【クリープハイプのすべて】今さらながら5.11武道館レポート

2018年5月11日、暦の上ではまだ春であるにもかかわらず、真夏を思わせるような灼熱の夜を体験してまいりました。そう、先にご報告しておりました、4年ぶりに敢行されたクリープハイプの武道館公演【クリープハイプのすべて】、もとい葡萄館公演に参戦してきたのです!

 

 

 

なぜに【葡萄館】とかぬかしとるのかと申しますと、此度の公演、クリープハイプ自らそのように銘打っていたからです。ほれ、この通り。

 

 

ね?(゜-゜)

 

「言葉の力を信じている」ボーカル・尾崎世界観が考えた呼び名だとしたら、ただのもじりではなく、何かしら意味をはらんでいるはず…とか深読みしちゃうファン心理。

 

母が考えるにこの呼び名、「4年前の武道館公演を更新(書き換え)する」という4人の思い、そして葡萄の花言葉である「好意、信頼、陶酔」が詰め込まれた1日になることを予感させているのではないでしょうか。

 

なんて憶測もそこそこに、初めての武道館にそわそわビクビクの母。ともに葡萄館に参戦してくれた友人Rは年下だというのに、頼りになるお方。しっかりと母を指定席へと導いてくださいました。

 

われわれの席は南西の~~

 

 

S41、42(゜-゜)

2階席、遠い…。そしてけっこう前傾な。傾きコワイですよ…。

 

 

 

ともあれ、間もなく開演だ~!ってときに、襲い掛かる尿意。記念すべき初の日本武道館で失禁事件を起こすわけにはいかないから、トイレダッシュ。

 

あわてて戻ったけど、すでに前座の余興が始まっていたのね~ん(´;ω;`)

 

スクリーンに映し出される、いつもと様子のちがうクリープハイプの4人。会場一同が爆笑している視線の先に流れていたのは、A●azonや永●園といったCMのパロディなのでした。

 

幸慈レトリバー(ライオン?)なかなかメンコイ仕上がりだたよ~(゜-゜)惜しむらくは、小泉さんの蒼井優パロディを見逃したこと…!

 

ともあれ、会場の緊張感がとけ、ゆるい空気に包まれた矢先に現れた男ども4人。待ってたぜ!

 

クリープハイプ!(゚∀゚)

 

母の予想だと1曲目は【はちみつと風呂場】だったんだけど、「今日はなんでもないただの日だ。そんな日を最高にしましょう。よろしくお願いします」とはじまった尾崎の言葉に、予想が外れたと気づく。

 

【ねがいり】だ!

 

クリープハイプ葡萄館公演はスロウテンポでまったりとスタート。2曲目に【寝癖】が続くと、会場は一気にヒートアップ。

 

それをきっかけに、花が咲き乱れるかのようにステージに向かって開く幾千の手のひら。このときすでに、会場のココロはひとつ…!

 

新旧織り交ぜた遊び心あるセットリスト(以下セトリ)で行われたホールツアーでは、「曲でさえ、まさか演奏されるとは思ってなくて慌ててる(笑)」

 

と尾崎が冗談かましたほど懐かしい【最夜】が披露されたにもかかわらず、母が愛して止まない【左耳】は惜しくも選抜からもれてしまいました…が、葡萄館では見事セトリ入り!

 

ひゃっほい♪(゚∀゚)

 

生で【左耳】が聞けるなんて!って感激のあまり、もうね、自分の左耳ちぎってステージに投げちまいそうな勢いでした!(勢いに任せてやらなくてよかった!(゜-゜))

 

ちなみに以下が葡萄館セットリストです♪

 

1.ねがいり

2.寝癖

3.おやすみ泣き声、さよなら歌姫

4.オレンジ

5.エロ

6.左耳

7.ABCDC

8.火まつり

9.鬼

10.おばけでいいからはやくきて

11.ウワノソラ

12.さっきはごめんね、ありがとう

13.ボーイズENDガールズ

14.大丈夫

15.明日はどっちだ

16.イノチミジカシコイセヨオトメ

17.手と手

18.ラブホテル

19.かえるの唄

20.憂、燦々

21.HE IS MINE

22.社会の窓

23.イト

24.栞

★アンコール!

25.なぎら

26.二十九、三十

★再アンコール!!

27.愛の標識

 

8曲目からは、どんどんコワいものになっていくよ~っていうストーリー仕立て。生贄を差し出す【火まつり】にはじまり、人を襲う(心に巣食う)【鬼】、実態の知れない恐ろしさのある【おばけでいいからはやくきて】、そして何よりコワい人間の思考【ウワノソラ】。

 

まさに【クリープハイプのすべて】を見せつけるにふさわしい構成。そりゃあもう昂ぶりますわ。そんなわけで母、せまい足場で飛びすぎて暴れすぎて前席に倒れること2回。

 

見知らぬお兄さんに多大なご迷惑をお掛けしましたこと、この場にてお詫び申し上げまする…

 

さて、21曲目に差しかかると、あの心躍る独特のベースラインが!こいつだけは外しちゃならねぇって例の曲、【HE IS MINE】。「

 

おまえらわかってるよな?ココは神聖な場所なんだからな~!」なんていつもの感じであおっちゃう尾崎。まあ誰がどんな建前をふりかざしてきたところで、クリープハイプのライブに参戦したからにはコレだけはやらねばならぬ。

 

神聖な場所?日本武道館?知らぬ。存ぜぬ。せ~~~のっっ

 

今度会ったらっっ!!!

●●●しよう♪(∩´∀`)∩

 

この瞬間、1万人を超える会場みんなのココロが間違いなくひとつになったと感じました。こうしてあっという間にライブは終盤。ラストは、尾崎が参加する別ユニットの曲でFM802×TSUTAYAタイアップソング【栞】。

 

自らの書下ろしであるものの「バンド以外のところで流行っている」ことに少しふてくされた様子が見て取れる尾崎でした(笑)しかしクリープハイプが奏でる【栞】は、オリジナルとはサウンドの”骨”が違って聞こえる。

 

”骨”ってなんだよとか言われると説明しがたいので、さらっと聞き流してくだされば幸い。語彙、不足。さて、ラストの曲が終わったら、ここからがまた盛り上がるところですな。

 

再び、三度、会場のココロがひとつに!アンコールを求める熱烈なハンドクラップを鳴らすため、母、手を腫らす(笑)アンコールに応えてステージに向かう尾崎が口ずさんでいたその曲は、

 

な、なぎら…!(゜-゜)

 

【なぎら】は童謡【ピクニック】にのせた1分足らずの曲。軽快なメロディーラインとは裏腹に怒りと憎しみと悔しさで紡がれた歌詞が、クリープハイプが今に至るまでに味わってきた辛苦を追体験させます。

 

バンドは1日にして成らず。いい曲を書いても、いいサウンドを生み出しても、それだけではこの場所にたどり着くことはできなかった。

 

しかし「何もいうことがないくらい楽しい。今日【は】幸せな武道館でした。~中略~最後は前に進んで終わります」過去を吐き捨てるように歌い上げた後、尾崎は会場に告げました。

 

そして始まったのは、アダージョかつメロウな、鬱屈した日々を過ごす人に向けた応援歌【二十九、三十】。ラストの「前に進め!」は胸にガツンと響きました。弱ったアラサーおばはんはイチコロ。

 

もう!泣かせないで…!(´;ω;`)

 

アンコールが終わりクリープハイプがハケてからも、観客席の興奮はまだまだ最高潮。中には席を立つお客さんもいらしたけれど、母はかたくなに信じていた。

 

「まだ演るだろ…!?」

 

信じる者は救われる。…ときに足をすくわれる。しかしやっぱり応えてくれた!そうこなくっちゃクリープハイプ!

 

シメは【愛の標識】!

 

自分に向けられていると信じていた愛を失った傷心を描く、アップテンポチューン。本来なら猜疑心や怒りをむき出しにつづっているはずの歌詞は、この日、違ったラストが描かれました。

 

1文字だけ書き換えられたことによって。

 

「死ぬまで一生愛されてると思って【る】よ」

 

「死ぬまで一生愛されてると思っていてもいいですか?」との問いを投げた尾崎に対し、270度のパノラマから悲鳴ともつかぬ返答が打ち返されました。

 

「なんて?」とか聞いちゃうのは野暮ってモン。熱気に包まれた葡萄館は、陽炎が立ってもおかしくない状態。(…ちょっと盛ってるか?)

 

ついに迎えた終焉。5月11日が終わってしまうのがもったいなくて仕方がなかった。この日を指折り数えた数か月、開演を心待ちにした数時間、クリープハイプがくれた最高の2時間半が過ぎてしまったやるせなさ。

 

そんな思いを抱えていたとき、尾崎からハッピーな報告が!なんと、前作【世界観】から実に2年ぶりとなるアルバムが9月に発売されるとな!

 

さらにさらに、全国23か所をめぐるライブハウスツアーしちゃうだと!?なにそれ!

 

あっつぅぅぅう!!!!(゚∀゚)

 

これらのニュースがデンっ!とスクリーンにも現れ、「あ、これ、自由に撮っていいですよ」とサラリと尾崎が言うや否や、キャ~~~!!といった叫び声とともに即刻スマホを抜く面々。

 

もちろん、母もパシャリ。

 

 

この日、クリープハイプの4人は自分たちの居場所を確固たるものにし、葡萄館のステージをあとにしたのでした。

 

歓声(と奇声?笑)やまぬ2度目のアンコールののち、「27曲も歌ったのは初めてです(笑)」と、満たされた笑みをこぼした尾崎。【今】のクリープハイプを出し切り、4年前の怒りや、やるせない思いをすべて浄化したようにも見えました。

 

【今日】は明日【昨日】になる。また明日からもその狭量さゆえの怒り(悪口じゃないよ笑)を原動力に、尾崎世界観のヴィジョンを披露し続けていただきたいものです。

 

この灼熱の夜の冒頭で尾崎が述べたように、「今日はなんでもないただの日」であり、ミュージシャンにとっての聖地と崇められる日本武道館もクリープハイプにとっては踏破すべき通過地点にすぎません。

 

尾崎とカオナシ、幸慈、小泉クリープハイプ4人のサウンドは、この先もずっと鳴りやむことはない。そうなんだよ。まだまだ【最高】を更新し続けるクリープハイプを追いかければいいじゃないか!

 

…って、わかっちゃいるけど、1月からずっと楽しみにしていた葡萄館が終わって母はもはや抜け殻状態(゜-゜)

 

こどもたちそっちのけで楽しめるイベントなんて、この先の予定ではもう……ない。しばらくは仕事…仕事に燃えるんだ…。そしてまた彼奴等に明日への活力を授かりに行く!

 

次はおそらく、どこかのフェスで!

 

 

※セットリストを含むライブの詳細の確認は、以下サイトを参考にいたしました(・∀・)

 

【ライブレポート】 日本武道館公演「クリープハイプのすべて」オフィシャルライブレポートを掲載! 是非ご覧ください!

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