【MEIS(メイス)】医療情報共有システムでおでかけを安心・安全に

医療的ケア児等医療情報共有システム【MEIS(メイス)】の説明会に参加してまいりました。(1月の話だけど…)お話してくださったのは、MEISの企画・開発を担う厚生労働省と PCIソリューションズの方々。

 

2020年の MEIS リリースに向けて、全国の医療関係機関をまわってPR中なのだとか。さて、厚生労働省のかたのお話では、2019年度、国は医療的ケア児のために720億の予算を計上したとのこと。

 

なんと、2018年度予算から実に550億円の増額。わ~お。ついに医療的ケア児の暮らしにスポットが当たるときが来た?

 

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もし具合が悪くなったら?医療的ケア児のおでかけ問題

 

医療的ケア児のおでかけにつきまとう不安といえば、出先で具合が悪くなることです。近所へのおでかけ、いわば普段のテリトリー内で具合が悪くなったならば、いつもの病院へGOすればよし。

 

ところがいつも行動する範囲を大きく外れた遠い場所となると、具合の悪い子供をいったいどこへ運べば…?いつもより足を延ばしてのお買い物や遠出の旅行など、土地勘のない場所での緊急事態

 

オロオロ…。ハラハラ…。まあ落ち着いて。こんなときには、救急車を要請するのが一番です。ただでさえ基礎疾患のある子どもは、一見での受診を断られることもしばしば。したがって、ググって自ら救急病院を探すより、迷わず 119 へレッツコールです。

 

サクッとインフラを活用しましょう。とはいえ、こうした緊急時に、果たして保護者は冷静に子供の医療情報を救急隊に伝えることができるのでしょうか?こんな状況で利用したいのが、医療情報共有システムMEIS(メイス)です。

 

どんなときに活用する?MEIS の必要性を考えてみた

 

 

MEIS(メイス)は、患者の医療情報をクラウドで共有するシステムです。これまでなら、おでかけ先での救急搬送・受診に備えて持ち歩いていたのは診療情報提供書、いわゆる紹介状でした。

 

紹介状とは、患者の基本情報から基礎疾患、病歴、ケア内容まで、救急処置や医療機関同士の連携に役立つ情報が集約された文書です。救急搬送されてきた患者が医療的ケア児、もしくは基礎疾患があった場合でも、紹介状があれば、医療従事者は病状に対する適切な処置を講じることができます。

 

では、紹介状を忘れてしまったらどうしましょう。はたまた紹介状を持っていたとしても、最新の情報が記載されていなかったら?これらの憂慮を打ち砕いてくれるのが MEIS です。

 

MEIS なら、インターネット環境とPC・スマホなどの端末さえあれば、いつでもどこでも患者の医療情報にアクセスできます。もう紙ベースならではのデメリットに振り回される心配はありません。

 

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もし保護者がスマホを忘れたとしても、現場に居合わせた誰かが何かしらの端末を持っていてくれれば、MEIS の利用が可能です。また MEIS は医師と保護者の双方で更新作業ができるため、常に最新の医療情報が保てます。

 

まさに時代の流れを汲んだツール。ICT(情報通信技術)の恩恵を受けまくりです。

 

紹介状を忘れた医療的ケア児の旅行で起きた悲劇

 

 

ただでさえ小児医療は難しいといわれているにもかかわらず、多くの医療的ケア児は健常児とは異なる特徴があります。紹介状がなければ、医師は保護者から口頭で患者の情報を得るしかありません。

 

ところがもし、保護者が会話を苦手としていたり(!?)、パニックで頭が真っ白だったり、ましてや日本語が不得手だったり(最近の日本はグローバル化してますからね)したら、子供の処置に必要な情報が医師に伝わらないかもしれませんよね。

 

かつて母は、あんじを連れて大阪へ行ったことがあります。そこであんじったら、夜中に高熱を出してしまいましてね。母は救急隊を要請した直後、おのれの重大なミスに気づきます。

 

おや。紹介状、持ってきてないやん。あれほど「これだけは忘れずに…!」とドクターに念押しされて渡されていた紹介状を、まんまと自宅に忘れてきてますやん(今、おそらく初めて告白しました。先生ごめんなさい)。

 

MEISなら医療情報がオンラインで閲覧可能

 

 

紹介状がないと気づいた母は、もうパニックに次ぐパニック。おろおろ。ワタワタ。しかし母は思い出しました。「念のため、大阪の救急病院には紹介状を先に送っておきますね。事前に情報があった方が、あんちゃんを受け入れるときに病院側も安心でしょうから。」

 

と、ドクターが先手を打っていてくれたことを。しからばと母、「地元のかかりつけ医から紹介されているはずなので、ここから一番近い救急病院にお願いします。」と救急隊に依頼。

 

紹介状に絶大な信頼を寄せていた母は、紹介先の病院名すら記憶していなかったという。完全にアウトな保護者です。思えばあの時、MEIS が普及していたならば、母もあれほどパニックに陥ることはなかったでしょう。

 

母のパニックの原因は、あんじの病状うんぬんではなく(!?)、絶対に持ってこなければならない紹介状を忘れたことですもん。これは一重に、母の生真面目さゆえ。紹介状は大切です。

 

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紹介状は医療的ケア児のおでかけの守護神

 

 

医療的ケア児の旅先での急変時も、紹介状さえあれば救急隊は受け入れ先を見つけやすいことでしょう。医師も紹介状の情報にもとづいて適切な処置を施すことができるはずですし、処置がスムーズに行われれば、見知らぬ病院でも保護者だって安心できます。

 

すなわち紹介状は、医療的ケア児にかかわるすべての方々を守るツールなのです。いわば医療的ケア児の旅の守護神といっても過言ではないでしょう。しかし母のように、紹介状を忘れてしまっては元も子もありません。

 

紹介状と同じ役割を果たし、なおかつ物理的なミス(持ち歩くのを忘れるの)を避けられるMEIS は、とりわけ母のようなアホな保護者の救世主になるシステムなのです。

 

【MEIS】患者の医療情報をクラウドで共有

 

 

MEIS で管理する情報は、かかりつけ医と医療的ケア児の保護者が相互に加筆・修正しながら更新します。クラウドを利用するため、更新作業はお手持ちのパソコンやスマートフォンなどで行えます。

 

なお、MEIS の利用に費用は一切かかりません。医療従事者は、MEIS に登録された患者の医療情報を必要に応じて取得。閲覧も各々のPCやスマートフォン、タブレットなどの端末で、いつでもどこでも可能です。

 

まずはユーザー登録!MEIS(メイス)の利用方法

 

※画像はイメージです。

 

MEIS を利用するためには、まずユーザー登録が必要です。ユーザー登録の方法は、個人で登録用紙に記入するか、団体で必要項目を表などにまとめて記入し、郵送します。

 

基本は紙ベースでの登録となりますが、Word が使える環境があれば、E メールにファイルを添付して登録する方法もあります。詳しくは以下、MEIS 広報ページをご覧ください。

 

MEIS(メイス)広報ページ

https://www.pci-sol.com/meis/

 

なお、MEIS は電子カルテをまるごと共有するシステムではありませんので、あしからず。ユーザー登録を済ませたら、基本情報や病歴、手術歴、服薬情報、医療的ケアの内容などを、ユーザーが入力する必要があります。

 

使いはじめは入力事項が多くて面倒っすね。しかも情報を更新する際には、主治医の承認が必要とか。これも面倒っす。まあ MEIS に上げた情報に間違いがあってはならないですから、致し方ないのでしょう。

 

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MEIS は本当に画期的なシステム?現行では微妙か

 

 

MEIS に登録する情報に正確性を欠いてはならないとはいえ、更新内容をいちいち医師が承認しなければならない手間はなかなか酷です。ただでさえ疲弊した小児医療の現場で、医師の仕事量を増やすはめになるのではと懸念されます。

 

MEIS の説明会会場でも、やはりそういった種の声が医師から出ておりました。おでかけだけのためではなく、学校やデイサービスといった施設との情報共有や転院、セカンドオピニオンなどにも MEIS が活用できるとあらば、医師が手をかける価値も見いだせると思うのですが。

 

それなら、これまで医師が時間を割いてきた書類仕事が MEIS で一括できますからね。とにもかくにも、まだまだ伸びしろたっぷりな MEIS は、医療的ケア児が安心しておでかけするために開発されたシステムです。

 

利用は無料。医療的ケア児のご家族や医療機関のみなさまは、ぜひ、ユーザー登録してくださいな。また MEIS は、医療的ケア児に限らず利用可能です。もし基礎疾患や手術歴、病歴、アレルギーがある方など、緊急時に医療従事者に伝えたい情報があるなら、ぜひ MEIS をご利用してみては?

 

事前登録は2019年3月8日まで。急げ~。

 

MEIS(メイス)広報ページ

https://www.pci-sol.com/meis/

 

 

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