PC の指紋認証が使えなくなりました。もれなくブルートゥースも使えない状態に。
ところがたった 5 工程の作業で PC はすっかり元通り。
Windows10 で指紋認証とブルートゥースのエラーを直す方法を記録しておきます。
セキュリティ関連のエラーはアップデートが原因
今回、母の PC に起きたエラーの原因は Windows10 のアップデートです。
更新の恩恵はありがたいのですが、タイミングが悪かった。ブルートゥースが使えずデータの送受信とテザリングができない苦難。
母が癇癪を起こすのも時間の問題です。心の爆弾が熱を帯びはじめてからググること数秒。
同じ状態から見事、復旧を遂げた先人のサイトを発見。
どうやら指紋認証が使えなくなる「エラー31」は Lenovo の特定機種に起こりがちなもよう。
さっそく復旧作業開始です。
指紋認証とブルートゥース復旧の作業工程
指紋認証とブルートゥース復旧までの工程は以下 5 つです。
- PC 起動 BIOS 画面 Intel(R)SGX Control “Disabled” “Save and Exit”
- 再起動 BIOS 画面 Intel(R)SGX Control “Enabled” “Save and Exit”
- 再起動 設定 Windows Update 更新
- 再起動 設定 アカウント サインインオプション 指紋認証 “削除”
- 指紋認証 “セットアップ”
母は復旧作業を 5 分程度で完了しました。その作業内容をざっくりと記していきます。
ただし、忘れそうな部分や手間だったところは詳細に記すとしましょう。なにせ記憶力に自信がない年頃ゆえ。
①BIOS画面からセキュリティ項目を操作
ところが母の PC は F2 キーでは BIOS 画面に入れません。起動が速い PC だと F2 キーが間に合わず Windows が立ち上がってしまうのだそうな。
その場合は次の方法で BIOS 画面に入ります。
BIOS画面
汚れた PC ディスプレイが目を引きます。にもかかわらず、拭かずに撮影を強行したおのれに畏怖。
なお、BIOS 画面ではスクショが使えないためカメラに収めた次第です。見づらいかもしれませんが、あしからず。
②Enabledに戻す
PC を再起動してから①の手順をなぞります。
③Windowsをアップデート
④⑤指紋の再登録
③までの作業でエラーは消えていたのですが、登録済みのはずの指紋は認識しませんでした。
ですので指紋情報をいったん削除し、再登録します。これでバッチリ。
あとは画面表示にしたがって好きな指を好きなだけ登録。余談ですが母は 4 つの指紋を登録しています。
Windows10をダウンバージョンする方法(非推奨)
実はもうひとつ、エラーの対処法があります。それが Windows10 のアップデートをなかったコトにしちゃう方法です。
BIOS 画面がどーちゃらとか面倒だなと思っているあなた向き。
Windows メニュー 設定 更新とセキュリティ 回復 前のバージョンの Windows10 に戻す “開始する” 理由のチェック “次へ” アップデートをチェック “行わない” 知っておくべきこと “次へ” ロックアウトの注意 “次へ” “以前のビルドに復元する” 再起動
ダウンバージョンの方法をざっと書き出しました。コマンドをどんどんクリックしていくだけで前のバージョンに戻ります。
ただしこちらのほうが処理に時間がかかるうえ、いくつか出てくる注意書きがなにやらドキドキする文言という。
ですのでダウンバージョンは個人的には非推奨です。といいつつ、先に記した方法で解決しなかった場合にはダウンバージョンを試みるのみ。
以上、指紋認証やブルートゥース接続を復旧させる方法でした。