CV・ブロビアックカテーテル保持者が不自由なく在宅で過ごすには、防水処置が肝心かなめ。
というわけで、防水に重きを置いたあんじの包交方法をご紹介いたします。プールや温泉などを楽しみたい CV 保持者のご参考になれば幸いです。
CV包交の必要物品6点を準備しよう
アルコール綿消毒綿棒
キュティポアプラス SS
固定用サージカルテープ
サージカルフィルム
消毒はイソジンです。アプリスワブやポピドンプラスなどですね。わが家ではアプリスワブを使用しています。
刺入部の上に貼るのはキュティポア(パッド付ドレッシング)です。(しかし上の画像にあるのは実は 100 均の防水パッド…。)
ブロビアックカテーテルを固定するテープは、ニトムズやニチバン、3M などを使用しています。
ブロビアックカテーテルの先を留めておくテープは、こだわりなく使用しています。材質は紙でも布でもなんでも。
防水加工の要となるサージカルフィルムは扱いやすさがキモ。いろいろ試しましたが、母はアルケアが一番使いやすいと思いました。
(上の画像のものは別のメーカーです。)やわらかい材質で伸びやすく破れにくく、不器用な母でも失敗なくぴったり貼れます。
また粘着力も強すぎず弱すぎずで、1 週間貼り続けてもかぶれません。
ちょっとお高く感じるかもしれませんが、わが家ではコレ、3 か月に 1 ロールでも余ります。しかも Amazon 定期おトク便 を利用して 15%OFF 価格で購入しています。
Amazon 定期おトク便は 1 回に 3 点以上の注文で 15%OFF になります。だからわが家では日用品や水、調味料などとまとめて注文。
お得やで。ちなみに安価が魅力の 100 均のフィルム(ドレッシング)は、硬くて扱いにくいのでおすすめしません。
通気性にも欠けるので、かぶれやすいですしね。
準備したCV用品を加工しよう
カテーテル固定用テープ
カテーテル先留め要用テープ
防水加工用フィルム
まずカテーテルを固定するサージカルテープは、50mm × 35mm くらいのサイズを 3 枚使用します。
うち 2 枚には 25mm くらいの切り込みを入れます。次にカテーテルの先っぽを留めるテープは、60mm くらいの長さにカット。
幅はお好みのものを。べたべたが残らない粘着力弱めのテープがおすすめです。そして最後にサージカルフィルム。
フィルムは包交部すべてをカバーできる大きさが必要ですので、貼る段になってからカットします。
CV・ブロビアックカテーテル包交5つの手順
1.テープ貼りつけ部をアルコール綿できれいに拭こう
わかりにくい画像ですが、結構な広範囲にわたって拭きます。この作業をしっかりやっておくとフィルムの定着と持ちがよいのです。
2.刺入部付近を消毒しよう
消毒綿棒を開封したらまず持ち手部分を少し引き出し、綿部分を浮かして包装の外から軽く絞ってください。
皮膚を消毒したら、カテーテルも消毒します。キュティポアプラスに隠れる範囲(30mm くらい)です。
消毒液が乾いたら次の工程に移りますが、ここでひとつ注意。早く乾かすためにあおぐ行為は NG です。
ほこりが付着するリスクを招き、消毒した意味がなくなります。(参考:消毒および滅菌の基礎と実際 )
2.キュティポアプラスで刺入部を覆うよ
このとき、カテーテルの未消毒の部分をフィルム内に収めないようにします。
3.サージカルテープでカテーテルを固定しよう
このとき、カテーテルがよじれないように固定することが重要です。よじれたままだと閉塞やカテーテル破損の原因になります。
とりわけ細い部分と太い部分のつなぎ目は一番弱い(ちぎれやすい)部分です。
4.カテーテルの先端を留めるよ
このとき、貼り付け部が刺入部に重ならないように注意してください。刺入部が隠れてしまうと染み出しなどの異状に気づけなくなります。
5.CV・ブロビアックカテーテルの防水加工をしよう
そんな願いを叶えるために欠かせない CV・ブロビアックカテーテルの防水加工。フィルムは貼ってあるテープ類よりひと回り強くらい大きくカットします。
隙間が不安な部分はチョイ足しで補強しましょう。さて、ここまできて残念なお知らせです。
完成形の画像が用意できませんでした。
CV・ブロビアックを防水加工して水遊び
CV があったって、じゃぶじゃぶお湯に浸かりたい。ざっぱんざっぱんプールで水をかきわけたい。
そんなあんじの願いを叶えるべく見出した包交・防水テクを今回、お披露目した次第です。お役に立ちましたでしょうか。
現在の方法で処置するようになってからこっち 3 年、あんじは CV 感染が一切ありません。
この事実が現在の包交、防水加工であんじの CV ケアは完璧だという確たる証拠(ドヤァ)…と思っていてもいいですか?
みなさまもぜひ防水加工でお風呂や温泉、プール、海と、四季折々のイベントをぜひご堪能ください。
以上、あんじ母によるCV・ブロビアックカテーテルの包交術でした。