アンビューバッグとテストラング、ちゃんと洗っていますか?え、洗うものなの?とびっくりしちゃったそこのあなた。
この記事を読んだのも何かの縁。さっそく今日、洗ってみましょう。難しいことや面倒なことはありませんので案ずることなかれ。
母流の 手抜き お手軽洗浄法なら、たった 3 ステップでキレイに仕上がりますんで。レッツトライ。
アンビューバッグとテストラングを洗う準備
まずはアンビューバッグとテストラングを洗うのに使う道具を準備します。準備するものは次の 3 つです。
- キュキュット泡スプレー
- タオル
- やる気
非常にシンプルですね。母流の洗浄方法はスポンジもブラシも使用いたしません。ケミカルオンリー、ケミカルまかせ、ケミカル完結です。
ゆえに複雑な形状のパーツにイライラすることも、デリケートな素材を傷める心配もありません。
そしてタオル。清潔なものをご用意ください。新聞紙+キッチンペーパーを利用してもいいと思います。
あとはやる気が起き次第、洗うのみ。いざ。
アンビューバッグの洗い方
アンビューバッグを洗うのにかかる時間はわずか 5 分弱。ちゃっちゃと済ませてしまいましょう。
STEP1:アンビューバッグを分解しよう
さっそくアンビューバッグのパーツを外していきます。
わりと簡単ですね。アンビューバッグはメーカーがちがっても構造に大差はないはず。いずれも加圧限定弁を外さずに洗浄したほうがベターな気がします。
あくまで母の私見ですが。
STEP2:泡スプレーをシュッシュッ
細かいパーツをアンビューのシリコン内部(もむ部分)にすべて入れ込み、キュキュット泡スプレーを吹き付けていきます。
パーツをまとめることで泡の無駄を省いております。そのまま 1 分ほど放置。
STEP3:水でよくゆすごう
洗剤を水で流し、清潔なタオルなどに広げて自然乾燥させましょう。
テストラングの洗い方
STEP1:テストラングを分解しよう
テストラングは 2 つのパーツにわかれます。
実に簡単な構造ですね。
STEP2:泡スプレーをシュッシュッ
シリコンの袋の中に泡を吹き付け、細部までいきわたるように外からもみもみします。プラスチックパーツの取付口のところにもシュッシュしましょう。
そのまま 1 分ほど放置です。
STEP3:水でよくゆすごう
洗剤を水で流していきます。シリコンの袋はもみもみしながらしっかりゆすいでいきます。
キュキュット泡スプレーは医療的ケアにおすすめ
水筒や哺乳瓶の洗浄に便利なキュキュット泡スプレーは、あんじの入院中にも重宝しました。
泡スプレーと水道さえあれば、落とした食器や使用後のカップなんかもささっと洗えるのです。
入院に 24 時間の付き添いが必須だったあの頃に泡スプレーがあってほしかった…。さておき、キュキュット泡スプレーの使い道はほかにも
たん吸引器のパーツ洗いにも泡スプレーが便利
前述の洗浄法 3STEP は、たん吸引器のパーツ洗いにも適しています。各部パッキンや小さなパーツを吸引瓶の中に入れ、泡スプレーをシュッシュッ。
大きな上蓋や吸引ホースなどにもシュッシュッ。すべてキュキュット泡スプレーでシュシュっと洗浄完了です。
母は吸引カテーテルケースや水入れといった吸引用品も泡シュッシュで手軽に済ませています。
手軽にできるぶんマメに洗おうという気になるので、いつでも清潔な道具を使えて気持ちがよいです。
胃ろうボタンやシリンジ洗いにも泡スプレーが便利
胃ろうボタンやシリンジって、形状が複雑で洗うのが面倒ですよね。そういうものこそ、キュキュット泡スプレーで解決です。
そしてもし内容物がこびりついて取れないというときには、サラダスピナーを利用するという荒業も。
水と洗剤、洗浄したいパーツをスピナーに入れてグ~ルグル。右に左に、洗濯機のように攪拌すると効果的。
大きいシリンジは難しいかもしれませんが、小さいシリンジやキャップ、胃ろうボタンくらいならきれいに洗浄できそうですね。
わが家ではシリンジも胃ろうボタンも使用していないので、実践したことはありませんが(無責任)。
そもそもサラダスピナーを洗浄に使うなど、もちろん推奨できる用途ではありません。
高い?安い?キュキュット泡スプレーの価格
こんなにも泡スプレーをシュッシュしていたら、お高くついちゃうんじゃな~い?という心配が出てきますよね。
ところがどっこい、わが家がキュキュット泡スプレーに費やす額は、年間およそ 2,500 円。
ちなみに Amazon 定期便で購入した場合です。Amazon 定期便だと 10~15%オフになるため、そこらの店頭よりお安く手に入ります。
在宅医療機器は泡スプレーで手軽に洗浄
在宅医療で使用する機器のもろもろをスポンジやブラシで洗うのは、とても骨が折れる作業です。
医療的ケアは洗うものや消毒するものが多くて参りますよね。そんな毎日をいかにやり過ごしていくか。
いかに手を抜いていくか。いかなる方法でラクをするか。常日頃そんなことばかりを考えている母にとって、泡スプレーは心強い味方です。
さあ、あなたも泡スプレーを手にするのです。勇んで手を抜きましょう。