【インフルエンザ流行警報】インフルエンザ予防に役立つ備忘録

インフルエンザ A 型から生還しました負傷兵、あんじ母です。子供たちふたりとともに、相当に厳しい戦いを強いられた6日間でした。インフルエンザが全国的に流行している今、予防のための正しい知識を再確認したい所存です。

またわが家で唯一インフルエンザを退けた、杉山家(元?)最弱キャラ・呼吸器っ子あんじの不思議。インフルエンザが蔓延した家庭内で、アイセル病という基礎疾患まである彼女だけが、なにゆえ無事だったのか?

その理由も解説していきたいと思います。

インフルエンザワクチンの効果はあったのか?

まず、インフルエンザワクチンは効果があったのか?。わが家ではインフルエンザワクチンを毎年せっせと接種し続け、インフルエンザの包囲網にかかることなく、10数年を無事に過ごしてまいりました。

厚生労働省がいうには、そもそもインフルエンザワクチン接種の目的は、インフルエンザの感染予防ではないとのこと。発症予防には一役買う、つまり症状が出にくくなることならあるようですが、主な目的は、脳症や肺炎といった重症化の予防なのです。

わが家でいうとあんじのような基礎疾患のある子、もしくは免役や抵抗力の低い高齢者などは、インフルエンザに感染→発症した際、重症化しやすいと考えられています。ワタクシ、あんじ母は、子供を産んでからこれまで、インフルエンザにかかったことは(たぶん)ございません。

(たぶん)今年が初めてです。やはりこれまでは、ワクチンがインフルエンザの発症予防に貢献してくれていたのでしょうか。だとしたら、今年は運が悪かったんだと思うほかない…。

家庭内にインフルエンザが蔓延した理由

わが家にインフルエンザの感染を広げたのは、間違いなく末っ子イオタです。艶やかな振袖姿の娘さんたち、凛々しく袴を翻すお坊ちゃんがたが巷を闊歩していた成人の日、杉山家はインフルエンザウィルスに占拠されました。

この日、はじめに風邪の症状が出たのは長男でした。咳、鼻水、悪寒、倦怠感を訴えたため、とりあえず彼を自室に軟禁。したにもかかわらず、インフルエンザウィルスの蔓延する長男の部屋に入り浸る末っ子イオタ。

いつも長男の部屋とリビングをちょこまかと往復するんですわ、こやつ。幼い子供はウィルスの運び屋、本家インフルエンサー(=影響を及ぼす人)と心得るべし。当然、夕方にはイオタも熱発。

続いて夜半ごろ、ふたりを看病していたワタクシも、案の定熱発。しかしこのとき、まだ誰もインフルエンザの疑いなど持っておりませんでした。だって胸中にはインフルエンザワクチンへの信仰があったから…。

インフルではないにしろ、3人には何かしらの病原体が息づいていることは必至。母は祈るばかり。あんじ…どうかあんじだけは無事で…!

【痛い・寒い・怠い】インフルエンザのつらい症状ベスト3

3連休が明けた15日に駆け込んだクリニックにて、われわれはインフルエンザA型と診断。なんと。流行り病に侵されるなど…ミーハーもいいとこですわ。インフルエンザを発症すると、とにかく体が痛いです。

そして寒い。更年期さながらの汗をかいていながらも、とにかく寒い。稲川●二の怪談より震えましたわ。極めつけはひどく怠い。体を起こしておくのがやっとで、座位すらキツイくらいでした。

「地球の胎動を感じていたいんだ…」とかなんとか、ずっと体を床に伏せておくための理由ばかり探していました。しかし抗インフルエンザウィルス薬によって、長男はほぼ1日で解熱。

アラフォーのあんじ母も2日で解熱。薬すげぇ!と思いきや、6歳のイオタは5日たっても熱が下がりきらず。食欲もなく、咳もひどい状態。小児がインフルから回復するには時間がかかるようです。

インフルエンザ?病院へ行くタイミングは?

インフルエンザは、発症からおよそ6時間で迅速診断が可能になります。このタイミングを見計らって病院へGOです。インフルエンザ診断後に処方される抗インフルエンザウィルス薬(タミフル、リレンザなど)は、発症から48時間以内に服用すると症状の治まりが早くなり、周囲にウィルスをうつす危険性も少なくなります。

インフルエンザウィルスは、接触や飛沫によってヒトからヒトへと感染します。感染すると、鼻とのどの間にある粘膜で急激に増殖します。だからインフルエンザの迅速診断は、鼻の奥に綿棒をグリグリするんですね。

インフルエンザウィルスに感染したヒトは、1日~3日の潜伏期間を経て、発症します。ただし、インフルエンザワクチンを接種している場合、発症せずに済む期待値が上がるようです。

なんとその効果は、成人健常者で70%~90%と考えられているとか。やはりインフルエンザの発症を予防するには、ワクチンの接種が有効なんですね。わが家は、今年に限っては不可抗力の10%~30%に入ってしまったけど…。

インフルエンザにかからないための秘策

インフルエンザにかからないため徹底すべきなのは、手指消毒と喉の加湿です。もうやるっきゃない。秘策だなんていうほどのもんじゃないですが。ワタクシは高熱のせいで思うように動かない体に苛立ちながらも、家中のドアやスイッチを消毒いたしましたよ。

わが家の最後の砦、あんじへの感染を防ぐために。ちなみにインフルエンザウィルスにはアルコール消毒が有効です。しかし、いざ熱が下がって母、ふと思った。あんじはドアもスイッチも触らないじゃんってね。

手指の消毒殺菌にはアルコール濃度80%が最適

インフルエンザの感染は接触と飛沫から。この時期、家族の手が触れることが確実な部分くらいは、アルコール消毒をしておきたいですね。そこかしこにいる感染者から、いつウィルスをもらっているかわかりませんから。

消毒液のアルコール濃度は60%~80%に殺菌効果が認められています。アルコール濃度は高けりゃ高いほどいいってわけではなく、90%以上では殺菌効果はむしろ下がるんだとか。

インフルエンザウィルスに限っていえば、50%以上のアルコール濃度があれば容易に感染力を失い(不活化し)ます。また手指消毒は手洗いをしてから行うことが多いと思いますが、消毒液を塗布する前にはしっかりと手指の水気をきるのがポイントです。


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そうしないと手指に残った水でアルコール濃度が薄まり、殺菌効果が疑わしくなってしまいます。

インフルエンザ対策には湿度40%以上をキープ

インフルエンザを予防するなら乾燥大敵は言わずもがな。低温乾燥に強いインフルエンザへの室内での対策には、(相対)湿度を40%以上に保つのがベストです。暖房器具が欠かせないこの時期ですので、室内の加温に伴い空気の乾燥も進みます。

部屋を温めるときは加湿も十分に行うが吉、です。通説では。というのも、実は、湿度が高くてもインフルエンザウイルスの感染力は弱まらない説が登場してしまいました。どうしよう。

ついでに専門家の間では、「うがいはインフルエンザには効果なし」との見方が強いようです。そのくらいじゃウィルスは出ていかないぞと。ウィルスなめんなよと。ちなみにマスクは感染予防に有効です。


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ここからは余談ですが、「部屋を温めるとなぜ乾燥するの?」と常々疑問だったあなた。ぜひこの機会に絶対湿度と相対湿度の知識を深めてみてちょ。

人工呼吸器装着者はインフルエンザにかかりにくい!

基礎疾患がある人は重症化しやすいというわれるインフルエンザですが、意外にも、こと人工呼吸器装着者においては感染に強い特性があります。インフルエンザウィルスは、飛沫感染か接触感染によってヒトの体内に入り込みます。

しかし人工呼吸器装着者は、呼吸ルートがほぼ完全に閉鎖されています。鼻や口から空気を吸い込まないため、飛沫感染の可能性はまずありません。となると、インフルエンザの感染経路は接触のみに限られます。

それならば、アルコール消毒のみでも十分に感染予防を図れるじゃあありませんか。だからインフルエンザが流行しているわが家で、あんじだけが干渉せずに済んだってワケです。

人工呼吸器に感謝…!

やはりインフルエンザワクチンは接種すべき?

私見です。アレルギーや副作用などの可能性がないのであれば、インフルエンザワクチンを接種しない手はありあません。ワクチンは人類の叡智の結晶です。今回はワクチンを接種しながらもインフルエンザA型に見舞われたわが家ですが、それでも来期、またインフルエンザワクチンを受けますよ。

体質に問題がなく未接種の方。今から受ければ、2月の初旬にはインフルエンザの抗体が得られるはず。打つなら早めにGOです。インフルの3重苦はマジでつらいでっせ。仕事も滞りまっせ…。

次の感染ピークがせまる前に、ぜひインフルエンザワクチン接種のご検討を。

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見ないで… |ω·`)